大変お待たせしました、後編です。
(…つづき…)
タクシーでカラオケ屋から俺んちまでモンスターを輸送してしまった俺たち。いや、相方の担当はコマシなほうなので、あえてこう言わせてもらう。モンスターを輸送してしまった俺。
部屋に到着するや否や、眠さとお腹の痛さと気持ち悪さを篠原涼子ばりに抱きしめてしまった俺は、一路ベッドへ。そのまま睡眠という名の逃避行に出発するという選択肢も頭によぎったが、俺には重大な役割がまだ残っているのを思い出した。
一輝とコマシをヤらせるために、
コマシからモンスターを引き剥がさなくては。
ああ、もう、とか思いながらとりあえず歯磨きした。一輝も続いて歯磨きした。私たちも歯磨きしたいと女が言い出した。するとモンスターはこう言った。「え、でも悪いよー、歯ブラシ使った後に朝ゴミ箱に捨てられてたら悲しいしーw」
わかってるじゃねーか、このやろう。
モンスターは自分がモンスターであることをちゃんと理解していたのである。ちょっと涙がちょちょぎれた。
まあ、そこで嫌がっていても始まらないので、「あー、別にそんなに全然気にしないから使っていーよ」と優しい言葉をかけて、女たちは歯を磨いたのでした。
歯磨きの後は、とりあえず気分が悪そうなモンスターはベッドで休んだほうがいいよと誘導。ベッドの奥に封印。俺はベッドの反対側ぎりぎりでモンスターに背を向けお休みモード。さりげなくピンクのカーテンを閉めて、外の世界との通信を遮断。一輝よ、後は頑張れ。
落ちそうなくらいギリギリの場所で耐えしのぎながら、一輝がヤりおわった後に、なんとか交代できないものかと夢想しながら、寝るに寝れない俺。そのうちアレですよ、「アッ」「アッ」って声が漏れてきやがる。一応、音楽を全開にしてはいるけど、それでも「アッ、アッ」と声が聞こえる。ちょっと興奮した。
煙草をつける音が聞こえたのが朝の8時ころ。ようやく情事がおわったのね、このまま目を覚ますのは不自然だから、一輝が起こしてくれるのを待とう、と待ちの体制に入った俺だが、モンスターがガバッと目を覚まし、ピンクの封印から外に出やがった。
こいつ、起きてやがったのか!?それにしてもこのタイミング。空気嫁!!www
その後、俺は一輝に起こされ、モンスターをふたたび封印し、便所へ。帰ってくるなり、眠くて布団に倒れるフリをして、なんとか一輝と入れ替わる。よし、次は俺とコマシの番だぜ。
しかしコマシは深い眠りの世界へと逝ってしまわれました。
そりゃ朝の8時だもんよ。しかも一回ヤった後ですもの。これは無理矢理起こしても無理だと思った俺は、とりあえず寝ているコマシの乳を揉んでおいた。中学生か、俺は。
昼過ぎになって起きた俺たち、なかなか帰ろうとせずにだらだらと女は部屋にいるので、気を利かせた一輝はこれから用事があるといって追い出す。女が帰った後に歯ブラシを廃棄し今回の物語は終了。
感想。俺だけおいしい思いはできんかったけど、まあ楽しかった。